■介護保険制度
わが国は今後、高齢化の進展に伴って、寝たきりや痴呆の高齢者が急速に増えることが見込まれています。また、介護が必要な期間が長期化したり、介護する家族の高齢化などが進んでおり、家族による介護では十分な対応が困難となってきています。こうした中、今日、介護問題は、国民の老後生活最大の不安要因となっています。
そこで、平成12年4月より、介護保険制度が施行されました。介護保険制度は、老人福祉と老人医療に分かれている高齢者の介護に関する制度を再編成し、利用しやすく公平で効率的な社会的支援システムを構築するものです。
介護保険制度の創設により実現されることは、
- 利用者本位の制度として、自らの選択に基づいたサービス利用が可能となります。
- 高齢者介護に関する福祉サービスと医療サービスの総合的・一体的な提供が可能となります。
- 公的機関のほか、多様な民間事業者の参入促進が図られ、効率的で良質なサービス提供が期待できます。
- 社会的入院の是正などにより医療費のムダが解消されます。
介護を家族だけでなく、社会全体で支えることを目標とし、40歳以上の被保険者が、寝たきりや痴呆など、日常生活に何らかの支援が必要になった時、症状に合わせて様々な介護サービスを受けることができます。
詳しくは「Q&A」をご覧ください。
このサイトもご参考に
■厚生労働省(介護保険制度)
■基礎からの介護保険!
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